8月からタイの私立ランシット大学に編入したYoshiki君。高校生で英検準一級取得、ヒッチハイクやYoutubeチャンネルの開設など学業以外の活動にも積極的な彼がタイの大学に編入しようと決断した理由に迫った。
ーまずは自己紹介をお願いします。
はい!福岡県出身のYoshikiです。今は20歳で今年の8月からタイのランシット大学に編入生として入学したばかりです。それ以前は福岡にある語学の専門学校に2年間通いました。本日は宜しくお願いします。
ー今回のインタビューはYoshiki君の「なぜタイの大学に編入?」に焦点をあてて質問させて頂ければと思っております!まずはYoshiki君がタイに留学する前はどういった学生だったか聞いてみたいと思います。
ーYoshiki君はどんな高校生活を送っていたんですか?
部活に夢中でした(笑) 公立高校に通っていたんですが、あまり勉強はせずに小さなころからしていたサッカーに夢中でサッカー部に所属していました。勉強しないといけないって分かってたんですけど、部活が終わり家に帰ると、勉強する体力は残ってなく(笑)
ーでも高校生にとっては、かなり難易度が高い英検準一級を在学中に取得していますよね、ホントはめちゃくちゃ勉強してたんじゃないですか。
でも、高校2年生まではホントに英語が苦手でした。しかし、漠然と海外に対する憧れはあって将来海外の大学に留学できたらいいなと思っていました。ある程度、部活が落ち着いて、真剣に進路を考えた時に、慶應義塾大学の総合政策学部に進学したいと思いました。理由は優秀な学生が多いことや、英語や留学に力を入れているからです。SFCは英語と小論文の2教科なので必然的に英語を勉強しないといけなかったんですよね、そこから本格的に英語の勉強を始めて、英検準1級を取得することが出来ました。結果としては落ちてしまいましたが(笑)。
ーそこからの進路選択は難しかったんじゃないかと思うのですが、どうやって決めていったんですか?
ホントに何も決めてなくて、漠然と日本一周でもしようかなと思ってました。でも、さすがにそれは親に止められて(笑)。そんな時に、当時の先生に英語の専門学校であるFFLC(福岡外語専門学校)を勧められました。FFLCは2年間英語で一般教養などを勉強して、残り2年は海外の大学に編入できるシステムがあります、その制度を使えば、浪人などせずに海外の大学に進学できると思い、入学を決意しました。
ーYoshiki君のFFLC入学の目的はアメリカの大学に進学する為だったと聞きましたが、なぜアメリカ留学を断念されたんですか?
確かに気になりますよね(笑)もちろん色々と理由はあるんですが、一番大きな理由は現在のアメリカの社会情勢ですね。コロナの急激な拡大・黒人に対する人種差別問題さらにOPT(オプショナルプラクティカルトレーニング)に対して新たな制限が掛けられるかもしれないというニュースを聞きました。自分が思い描いていた留学生活を送ることが難しいと思いアメリカ留学への気持ちが少しずつ離れていったのが本音です。
*OPT(オプショナルプラクティカルトレーニング)
フルタイムの学生として1年以上学校に通い続けた後にフルタイムで1年間就労することができる制度のこと
ー確かに私のまわりでもアメリカへの留学を断念している学生が多くいます。特にOPTについて言及されている方は多いですね。
ーそれでは、今回のインタビューの本質となる質問をさせて頂きたいと思います。なぜYoshiki君はマイナーな留学先、タイの大学に進学を決めたのでしょうか?
一番大きな理由は、東南アジアについて発信しているYoutuberさんの動画を見たことがきっかけです。その動画を見たことで、東南アジアをもっと知りたいという気持ちになりました。実は、ずっと心の中に「東南アジアをヒッチハイクしてみたいな」という気持ちがあったんですよ。でも、アメリカに留学することを前提に専門学校の2年間を過ごしていたこともあって、なかなか一歩を踏み出せずにいました。でも、自分の所属している専門学校はタイの大学と提携をしているのでFFLCで学んだことを単位交換して編入できます。さらに、タイは物価の安さや親日なところ、そしてこれからより伸びてくる東南アジアの中心地の一つとして名前が上がるところですし、しっかりと考えてみるとメリットが多くあることに気付いたんです。なので最終的にはタイの大学に編入することを決意しました。
ー正直編入先を、タイの大学に変更することに抵抗はありませんでしたか?
正直言うと、アメリカの大学に留学すること自体に変なプライドを持っていたのかもしれません。なので、専門学校に進学して1年目は東南アジア留学は頭の片隅にもありませんでした。しかし、アメリカ留学が現実的に難しくなっていくなかで、じっくりと立ち止まって東南アジア留学について考えてみると、めちゃくちゃいいじゃないかと思いました。(笑)また、実際に東南アジア各国に留学されている先輩方は社会人になっても活躍している方も多く、タイに留学すると決断する際は抵抗はあまりありませんでした。
ータイ留学の先輩としてめちゃくちゃ嬉しいです。(笑)では、これからタイで挑戦してみたいことはありますか?
インターンに挑戦してみたいです!タイ留学の良さの一つは大学に在学しながら企業でインターンができる点だと思うので、自分の興味のある映像などを学べる企業で働いてみたいですね。それと、実は個人事業主としてオンラインの英語教室を始めました。まだ生徒さんは1名しかいないんですが、こちらの事業もこれから拡大出来たらいいなと思います。
ーすごい!その行動力尊敬します。 自らオンラインで英語を教えようと思ったきっかけは何ですか?
経済的に塾や英語教室にいけない生徒さんを、救いたいなと思ったことがきっかけです。僕自身も小中と英語教室に通っていたのですが、月謝が高いのは子供の自分でも分かっていました。それでも英語を学びたい子供達は多くいると思うので、何とかそういった子供たちの助けになればいいなと思い始めました。
ーYoshiki君は他にも自らのYoutubeチャンネルを持っており、その中でヒッチハイクをしたりされていますよね、Youtubeをやろうと思ったきっかけとヒッチハイクについてもお伺いしてもいいですか?(話が本題から逸れ気味ですww)
もちろんです!Youtubeをやろうと思ったのは、専門学校での授業がきっかけです。僕が通っていた専門学校は英語の専門学校なのですが、語学を学ぶだけではなく編入先の大学でも役に立つスキルを多く学ぶことが出来ます。その中で、自らの生い立ちを紹介する動画を作成し披露するという授業がありました。その際に、先生から動画のクオリティの高さを褒められ、さらに祖母に見せたら泣いてくれたんです。その時に動画が持つパワーを知りました。こんなにも多くの人に自分の作った動画で感動を与えられるなら始めようと思ったのがYoutubeチャンネルを開設した理由です。そして、ヒッチハイクに関してはホント思いつきなんです(笑)。宮崎に免許合宿のためにいってまして、福岡に帰る前日に「やってみよう!」と思い付きで始めました。結果として多くの人と活動を通して出会うことができてホントにやってよかったなと思いました。
ーその行動力そんけいします!(笑)これが最後の質問になるんですが、Yoshiki君はこれから始まるタイ留学を通して、どのように成長していきたいですか?
一言なんですけど、「おもろい奴」になりたいですね!あくまでも自分を信じて突き進んでいきたいと思います。僕の大事にしているポリシーとして「他人と比べるのではなく、自分の信念を大事にする」があります。周りの目を気にして行動するのではなく、自分のやりたいことをしっかりと信念を持ってやっていきたいですね。コロナの影響でいつタイに入国できるか分からないですが、タイでの新生活が待ち遠しいです!
ー編集長井上のインタビュー総括
実は今回のインタビューを担当させて頂いた私井上は、Yoshiki君と同じ学校出身(FFLC)なんです。でも学年はかぶってなくて、Yoshiki君は私の入れ替わりでFFLCに入学しました。彼は入学当初からアメリカの大学を志望しており、入学条件をクリアしてたんです。だからこそ、アメリカからタイへ留学先を変更した事を聞いてびっくりしました。でも、今回のインタビューを通して変更した理由に納得しました(笑)。めちゃくちゃアクティブな彼はタイのような情熱的な国が向いているのではないかと思います。そんな行動的な彼は今、福岡から北海道までママチャリで行くという挑戦の真っ最中です。正直言って既に「おもろい奴」ですが、これからタイでのさらなる活躍を願うばかりです!
(ママチャリで日本を横断中!)
Youtubeでこの挑戦を見たい方は”Yoshiki Vlog"で検索!
JSATタイ日本人学生会 日本支部
JSATタイ日本人学生会は、タイに関わりのある学生&社会人で構成されている団体であり、現地でイベントなどを開催しています。日本支部ではタイに関する情報発信を主な目的として、タイに留学している学生に関するコラムや現地レポートなど様々な情報で多くの人にタイについて関心を持っていただきたく活動しています。
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